東京、奥多摩、雲取山へはじめてのテント泊登山にやってきた

「こんにちは!」

と声をかけてきた少女の片手はしっとりと水気を帯びた新鮮なままのカタツムリで溢れかえっていたのであった…(恐怖)

以上は青梅から乗り継いだ奥多摩行きの電車内での一幕である。「ここって東京だよね?」と錯覚する程の大自然も凄かったけど現地の子供も意味不明なぐらいにパワフルである。そんなここは東京の西の最果て、奥多摩だ。

何でもかんでも「最果て」とか「最も○○な場所」とか聞くとロマンを感じずにはいられない。南鳥島やトリスタンダクーニャに訪れる事は無理なので今回は奥多摩にやってきた訳なのだ(嘘です)

奥多摩は以前よりいずれ訪れたいと思っていた場所の一つでした。だって新宿からちょっと電車乗ってやってきたら超自然って凄いよね?

新宿から青梅特快で青梅まで行き、そこから奥多摩行きの四両編成に乗り換え終着奥多摩まで行くんだけど、ビックリしたのが

ホームとの距離感が凄い。落ちるかと思ったぜ!ホームがカーブしているためにこうなってしまうんだな。北海道でこんな駅ってあったっけ??

駅舎も風情を感じられてよい。街も静かだし自然の香りで溢れかえっている。しかし東京の避暑地として夏にはウェイウェイな大学生で溢れかえってしまうのだろう。ウェイウェイウェイウェイ♪

奥多摩駅から歩いて10分程の所にキャンプ場(氷川キャンプ場)がある。そこに前泊して翌日からいよいよ登山だ。

氷川キャンプ場はバンガローを多数備えた大きなキャンプ場でテント場は河原にある。

ある程度予想はしていたけどやはり河原ということで石ころが多くてペグが挿さり辛くおまけに挿さってもすぐ抜けそう…なので一番力のかかる両サイドは岩で固定することにした。そしたら今までで一番綺麗に張れた(笑)

立派なバンガローがずらりと並ぶ

水場も綺麗に整備

朝には釣りをする人もチラホラ見受けられた

奥多摩初日は雨であった。降り方は霧雨に近く結局翌の明け方まで止まなかった。お陰でテントはビショビショであるがLaser Photonのフライシートは耐水圧3000mmなので全く問題はなかった。ポールスリーブの縫い目からの浸水を考慮して初めてポールカバーも使ってみたが、これ自体もまぁまぁの重量だから自前でのシーム処理を考えても良いかもしれない。

テント内から見た図

今回もフライシート内の結露がすごい。次回テントを張ったときは内部の換気に気を使ってみようと思うけど、ダブルウォールでも結局結露に気を使うならいっそシングルウォールでも良いんじゃね?と思う今日この頃というのは言わなかったことにしてどうLaser Photonと付き合っていくかを考えるようにしよう。

しかしこういう雨の時にはやはりタープがあると色々捗るんだがなぁとも思う。調理とかちょっと荷物を置いておくとか濡れを気にしなくて良い。前室の狭いLaser Photonだから尚更だ。Laser Photon専用のタープがあるから買ってもいいかもしれないけどこりゃ悩む(軽量化のためのLaser Photonなのに軟派にタープなど追加しても良いのか?というジレンマ)

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とりあえずフライシートの入り口をストックで支えながら折り畳み傘を広げて簡易な前室でやりくりした。この日はキャンプ場近所の商店で買った幕の内弁当をつつきながらの晩酌である!ちびちびとつつける幕の内弁当はありがたいなぁ〜。

風が吹いたら終わりな前室

明日からの山行時に必要なメシについては事前に新宿の石井スポーツ(ビックカメラ上の)に寄って調達済み。

白飯とカレーはテント場での晩飯用、梅じゃこご飯は山行中の行動食兼昼飯用、五目リゾッタは下山時の行動食兼朝食用と言った感じ

あとはビールも一本ザックに忍ばせて持って行った。ぬるいビールってのはどうかな〜?と思ったけどテント場で汲める水でコッヘルを満たしそこにビールを浸して冷やしてみると何とも丁度良い飲み頃温度にすることが出来た。これは新発見!

フライシートにバチバチ当たる雨音を聞きながら就寝。

二日目 山行開始

雲取山登山口のある鴨沢までは奥多摩駅前から出ている路線バスで向かう。0700丁度発のに乗りたかったので0640頃にキャンプ場を後にした。意外と撤収に時間がかかってバタバタしてしまった事が反省点である。

バスに乗り込むとすでに登山に向かうであろう雰囲気の先客が数名いた。しかし俺らが席についた数分後には電車でやってきたのか大量の登山客ですぐにバス内は溢れかえった。

奥多摩から鴨沢までは約30分の道のりだが、バス停がすごく細かく設定されているようで実際にはもっと長い道のりに感じられた(しまいには『ここから先は自由乗降区間です』とかもはやタクシーやんけ!笑)

山道をゆったりどんぶらことバスに揺られ鴨沢に到着。準備も程々にすぐさま山行開始。東京から参戦の知り合いがこの先の駐車場で車中泊をしているとの事なのでひとまずそこを目指す。駐車場までは登山口からは約30分の登りと言ったところ。

いきなりの坂がキツい!身体も温まっていないので息が切れ気味で汗もダラダラと…でもまぁ毎度のことだなと考え大して気にも留めず。

天気が良いわ〜(そして暑い)

ダラダラとアスファルト道を登り途中より山道へと進入する。しばらく山道を歩いていくと駐車場へ合流する。ここまで前述の通り約30分程度である。

0811 駐車場着

狸先輩と東京から参戦のFRY氏

駐車場から5分程舗装された道路上を歩いていき

こんな看板から登山スタート!(0832)

雲取山はこんな感じでずーっとなだらかな登りが続いていく。実はこれ、結構辛いんです。足腰を休ませる間も無くひたすら登っていくので途中で荷物の重さによるものかケツの下の筋肉がとても辛かった!ハムストリングかな?スクワットで鍛えなければなーと思いました。

つづら折りで登って行く箇所もあるので石を落とさないように注意しながら登りましょう。

30分ごとに小まめに休憩を繰り返しながら1058に今日のテント泊予定地の七ツ石小屋に到着〜。テント場は幕営数約10張のコンパクトなものです。ひとまずここで休憩&お昼ご飯にした。

ふいー疲れたぞいー。と一息ついて足元を見てみると

がびーん。めっちゃ汚れてる…雨上がりの登山道は泥の跳ね返りが凄いのでした。ていうか雌阿寒岳登山で学習したんじゃなかったんか俺は!次回からはちゃんとゲイター装備します…

狸先輩は体積取りすぎな焼きそば弁当(北海道限定のカップ焼きそば)を二つも持ってきていました。おまけに片方は大盛りでした。笑

ここからは小屋に荷物をデポ(小屋の管理人さんに許可を取ってから)、軽量装備で頂上へ向かうのであります。

ザックの雨蓋部がヒップバッグになるので便利です。水を500mlとレインウェアも忘れないようにしました。

ここからもダラダラ〜とした登りが続く。しかし荷物が一気に軽くなって足取りはとても軽快である。

1301に奥多摩小屋に到着。ここのテント場はとても広くて一般的にはここにテントを張って荷物をデポしてから皆さん頂上に行くようだ。しかしまぁ~トイレが臭い。

この奥多摩小屋を過ぎてからの登りがちょっとキツい。

キツい登りが終わりさらにダラダラと登り頂上に設置された避難小屋を見ながら最後の登り!

そして1354に

登頂完了!七ツ石小屋からここまでは本当に軽快でした!ん?いやしかしおやおや…?

狸先輩持参の小道具

はい、浮かれすぎですね。ケガしないように下山しましょう。

下山開始。七ツ石小屋へ

下山を開始して奥多摩小屋まで戻ってきました。登りで通ったときより幕営が増えている!

この雰囲気で何かを感じたわけでありますわたくし。

ファミリーキャンプ場と違って山岳用に機能を絞られたテントでひしめくこの雰囲気はさながら発艦を待つ戦闘機の様な何かそのような精鋭部隊のようなスペシャルな雰囲気を感じてカッコいいなぁ〜と思った訳であります。いや〜良い雰囲気だな〜テント場は♪キョロキョロ

いやしかしちょっと待ってキョロキョロ

非自立式が全くいない…!!

そりゃそうだ。絶対自立式の方が楽だもん。俺だってたぶん次はシングルウォールの自立式買うもん。

七ツ石小屋で幕営

七ツ石小屋に戻ってきた。小屋の主人に張る場所を指示してもらい三人分を幕を準備する。1530頃に戻ってきたけどすでに4張程が貼られていた。

ペグもなんとか挿さりました

コンパクトで可愛らしいテント場である

俺は下界から持参したビールを無料で取水可能な水で満たしたコッヘルで冷やし、他の二人は小屋のビール(¥500/本)を買ってきて乾杯した。やきとりの缶詰と合わせてこりゃ美味い!

1930にはそれぞれのテントへ戻った訳であるが、テントに入った途端にパラパラと小雨が降り出した。適当に時間を潰していたが気づいたら寝落ちしていた。

翌日

天気の良い日はこの小屋からは富士山も見えるようである。しかし生憎の曇り空っていうかその曇り空の真っ只中にいるもんだから拝むことはできなかった。

テントの撤収前にはいつもフライシートの外と内をタオルで拭く。かなりの水分量である。これはたぶんタオルじゃなくてクルマ用のセーム革(洗車の水分を拭き取る布。すごい吸水性)の方が良いだろうなと思った。

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0615頃に下山を開始した。朝食代わり(兼行動食)にモンベルの五目リゾッタをパクつきながら登山口まで約2時間の山行である。

今までのアルファ米の常識を覆す水5分調理(お湯だと3分でOK)。忙しい朝にぴったりですね。味も結構イケてましたよ。

約2時間で下山しました。めっちゃ晴れてる!

身体から犬の様な匂いがしていたので(笑)すぐさま温泉に向かった訳であります(FRY氏の車で奥多摩の『もえぎの湯』へ)

奥多摩駅発1031の電車に乗って羽田へ向かわなければならなかったので温泉にはゆったり浸かってられず。1430発のJAL519で札幌へ帰ってきた。

今回テント泊登山を初めて経験して思ったことは

『もうテント泊じゃないと登山に行きたくなくなるかも』

ぐらいに今回の山行は良いものでした。単純に登りと下りを二日に分けられるので体力的にもモチベーション的にも余裕があるからです。良いですね東京は~。ちょっと電車に乗ったらこんな山があるなんてね~。

あと雲取山はトレランの人も結構いました。重たい装備で登っている我々とは違って彼らは軽快に山道を駆け上って行くわけなのですがそれはさながらGT500とGT300もしくはLMP1とLM-GTEぐらいの速度差がありますのでお互いの譲り合いが大切なんですねぇ。

あ、そろそろル・マンの時期じゃないか。J-Sports契約すっかな。

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