every new beginning comes from some other beginning's end だなぁ

8日間で行ける!レンタカーでニューヨークからロサンゼルスへGO!アメリカ大陸横断旅行に行ってきた Part2

上海を出発した後は15時間かけてニューヨークのJFK(ジョン・F・ケネディ国際空港)に向かいます。え…?

15時間!?

改めて振り返ってもとんでもなく退屈で辛い15時間でありました…

ワタクシ自身の最長フライト記録が新千歳-台北間の3時間30分(おまけにビジネスクラス)なので、エコノミークラスで15時間なんてのはどんなもんか全く想像つきませんよ…

上海を出発してJFKへ

上海を出発してから2時間後、一回目の機内食が登場しました。

Beef or Porkと聞かれたのでPorkと答えたけどこれが大失敗!

出された豚肉は固く締まっていて味はもちろんイマイチで、おまけに米は何か変な臭みがあって気持ちが悪い。副菜の和え物はまぁそれなりで悪くなかったけどね。

そんな中、果物のスイカはなかなか美味しかった。だけど

「でもこれ中国産のスイカなんだよなぁ…(たぶん)』

と思うと紅一点とは言え素直に喜べず複雑な気持ち。

あ、貧乏臭い話だけど機内食で提供されたスプーンを旅行中に使おう~と思って持ち出したところこれがとても便利だった!

“My箸”等を持参していない人は持ち出してバックに忍ばせておくと良いかもね。

飛行機内のエンタメはAll中国語の機内誌の他に、前席ヘッドレストに埋め込まれたディスプレイで映画(ハリウッド映画もあった)やテレビドラマ(中国の)もしくはゲーム(パックマンとかテトリスがあった)が楽しめるようでした。

しかし楽しめるのは中国人か英語の堪能なやつだけだぞ。なぜなら映画の字幕は全て中国語だし、テレビドラマも中国国内のものだしで、日本人の我々には全く楽しみようがない。

消灯!

「あーあ、飯も食ったしすること無くて暇だなー!」なんて考えているうちに消灯になったので眠りにつくことにする。エコノミーだから席はあまり倒れないし狭いしで中々寝付けん…

映画「インデペンデンス・デイ」を流しながらウトウトしていたら、丁度映画の中で「ぴー!ぴー!ぴー!」とデカイ警告音のシーンがあり、と同時に乱気流で機体が激しく下降してものすごいビックリしました(笑)

ということもありつつ、途中何度も寝ては起きを繰り返し、上海を出発してから12時間、つまり前回の機内食から10時間経過、二回目の機内食にありついた。

今回はBeef or なんちゃら(忘れた)と聞かれたのでBeefを選んでみた。

おお!結構美味い!相変わらず米は臭くてイマイチなのが勿体無いけど、牛肉の旨味でなんとか完食することができました。

一回目の機内食時にパッキングされて登場した水はリンゴジュースに変わっていた。普通に美味い。

JFKへのフライトは乱気流で一度揺れたぐらいでほぼ全編に渡ってスムーズなものだった。他の客も静かだし、客室乗務員もテキパキしてるし中国東方航空いいじゃない~と、思った。

JFK到着!しかし入国審査でひと悶着…

現地11月19日土曜日、PM22:00、ほぼ定刻でジョン・F・ケネディ国際空港に到着。疲れたなー!

さて、到着したからとホッと一息付ける訳ではなくむしろここからが本当の旅の始まりである。気を引き締めて、第一の難所「入国審査」を撃退してやる!

入国審査場内は写真厳禁です

事前に下調べしておいた情報によると

「最近の入国審査では審査官と会話などしません」

とのことらしい。なるほど、それなら英語が堪能ではない私らでも安心だ。が!なんとこのときすでに我々は大変な失態を犯していたのである。

飛行機内で入国カードに必要事項記入しておくのをすっかり忘れていたのだー!!

という事でかなり面倒な入国審査となってしまった。私を担当した入国審査官はTHE★AMERICANなスモウレスラー(ぐらい身体がデカい)で、訛りなのか知らんがまーったく何言ってるか聞き取れませんでした(英会話講師の英語と対極だと思う)。

入国カードを提示されたので「(ああ、そういうことか…)」と合点。その場で記入して何とかなった。ああ恐い。他の友人はそれぞれ別々のカウンターで同じ様なやり取りをしている。

たぶんこういう事がたくさんあるんだろう、入国カードをたくさん持っているアジア系の職員が奥の方に立っていたので、彼からカードをもらい友人に手渡した。そうこうしていると他の職員が「Hey!ドウシタンダYO!」みたいな感じでやってきてなんかもう面倒くさいぞ…

私の前に並んでいた中東系の家族は入国審査でもめていて別室に連れて行かれていた。結局彼女らは入国できたのかな。

なんとも面倒くさい入国審査をパスしてもはや戦意喪失。頭の中は整理できない情報でぐちゃぐちゃで真っ白。

そんな私の心情を写した写真がこちらです。

jfk

笑顔で撮ったはずなのに全く笑っていない…泣

イエローキャブでマンハッタンへ

すでに深夜の時間帯なので空港からマンハッタンへは地下鉄(治安がちょっと…)の利用は避けてイエローキャブ(正規のタクシー)を利用して行くことにした。

空港出口を出て左手に進めばイエローキャブ乗り場があるが、そこまでの約200メートルの間は、法外な運賃を請求するいわゆる「白タク」の運転手が色々と声をかけてくる。必要以上にしつこくは無いので無視してさっさと通り抜けるに限る。

イエローキャブ乗り場では人数とマンハッタンへ行くのかどうかを聞かれる。適当なタクシーが呼ばれてそれに乗り込んだ。ちなみにこのタクシー乗り場で案内してくれた人にチップは必要ないようだ。

運転手は老齢で髭面のおじいちゃんだった。持ってきたブッキングコムのホテル予約確認書(ホテルの住所が書いてある)を見せると、何やら老眼で見えなさそう…でも住所を読み上げると通じたっぽい。

「デカいクルマが多いなー」とか「見た事無いクルマがたくさんいる!」とか感心しながらの約40分のマンハッタンへのドライブ。雨が強めに降っているのだがなぜか助手席の窓が開いていて、助手席に座っていたナース君の顔面をビシャビシャにしたw

ホテル前に車をつけてもらい、料金の支払いはカードで行う。

車内にカードの読み取り機があるので自らそこにカードをスライドし、料金の確認とチップの選択(運賃の15%, 20%, 25%と選べる)をして支払い完了。すごい簡単だね!

カード精算機。JFKからマンハッタン(タイムズスクエア付近)までチップ込みで日本円で7,896円だった

ちなみにチップの額はよく分からないから真ん中の「20%」にしておいた。

初日の宿、マンハッタン・ブロードウェー・ホテルに到着

本日の宿「マンハッタン・ブロードウェー・ホテル」に到着した。すごい仰々しい名前だこと。

たぶん古いマンションを改修して作ったんだろうね、色々な所から年季を感じます(つまり汚い)。パスポートとクレジットカードをフロントで提示してチェックイン。もらったカードキーで部屋に入りベッドの上に横になってようやく初日が終わる。めーーーっちゃ疲れたぞ!

しかしその後、若干小腹が減ってたし近所にタイムズスクエアがあるので、外は雨だけど出かける事にした。フロントで頑張って「この辺で食べ物屋はある?」って聞いてみた。もう少し先の人通りの多い通りならあるよ、とのこと。英語が通じた!嬉しい!

と、言ってもこの疲労では飯屋に突入するのはとてもとても…セブンイレブンが近くにあるそうなのでそちらで何か買うことにした。マンハッタンと言えど、日本みたいにアチラコチラにコンビニがある訳じゃなさそうだ。

「おい、アメリカ人は雨でも傘をささないみたいだぞ」とグラマ君が言うので持ってきた傘は使わずにレインウェアのみで外出したところウェアの色が変色するくらい雨に当たった。

傘をさす人とそうじゃない人は半々と言ったところかな。傘をささない人はなんなんだろ?ミニマリスト?それともウチらと同じ田舎モン?笑

夜なのに明るい!
夜なのに人がいっぱい!

深夜だと言うのにすーっごいたくさんの人がいる。NYはアメリカの中でもダントツに治安が良いと言われているようだけどその通りなんだね。

タイムズスクエア周辺をひと歩きし、セブンイレブンで夜食と明日の朝の朝食を買い込んだ。売ってるもの全てがちょっとずつ日本とは雰囲気が違う。パンは大体1.5倍ぐらいの大きさだし、ビールは650mlがデフォっぽい。

アメリカでの初めての買い物にちょっとドキドキしながらのお会計。支払いはもちろんクレジットカードです。

日本と違って店員に渡してスキャンしてもらうのではなく、レジの客側にカードの読み取り機が設置されているのでこれを自分で操作するのだ。

カードにICチップが埋め込まれている場合は機械の手前に挿入しPINを入力、そうでない場合は磁気テープをスロットに入れてスライドさせて読み取らせる、というもの。慣れないからちょっと手間取ったけど何とか買い物ができた。

美味しかったソーセージエッグマフィン
しかし一つ$3.19ドル(約¥350円)は高く感じる…
Sapporoビール

まさかニューヨークでサッポロビール(650ml)にお会いするとは…

酒を飲み終わるとすでに深夜の1時。風呂も入らず歯も磨かず着替えもせずにそのまま寝落ちした。

旅行三日目(アメリカ二日目)

なんか頭が痛いな…と感じ目を覚ますと朝の4時だった。げ、3時間しか寝てないのかよ!こりゃまずいと思い再び眠りにつこうとするが…寝られない。全然寝られんぞ!

結局そのまま二時間、つまり6時ぐらいまで黙ってベッドの上で過ごした。

これもなかなか美味かった。

朝食を済ませ、頭痛を抑えようと持ってきた(はずの)ロキソニンを飲もうとするが…あれ?見当たらない。

探せど探せど尿管結石用の強烈な痛み止め(ボルタレン50mg)しか出てこない!うわー早速忘れ物だよー、という訳でグラマ君からロキソニンを頂戴して飲んだ。ありがたい!

なんとなく効果があったような気がする程度の効き心地で、ロキソニンより具合の悪さが勝っているようでした(たぶん時差ボケ)。てか別にボルタレンをケツにぶっ挿してもよかったんだよな。

ニューヨーク市内を散策

さてアメリカ二日目、本日の行程は

  • メトロポリタン美術館見学
  • ニューアーク国際空港でレンタカーを借りる
  • ワシントンDCまで380kmのドライブ

です。ニューヨークにはほとんど滞在しません(笑)

メトロポリタン美術館の開館はAM10:00からなので、それに合わせてホテルをチェックアウトした。メトロポリタン美術館はセントラルパークのおよそ真ん中に位置している。せっかくなのでそこまで歩いて向かうことにした。

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途中、タイムズスクエアに寄ってみた。てかニューヨークってすごい寒いのね!

時差ボケの影響で頭がぼーっとしてイマイチ調子が出ない。タイムズスクエアで金髪のおば樣方の集団の写真を撮ってあげたけど、我ながら最悪の構図で撮ってしまって(しかも二枚も)、きっと後から「アイツ写真下手くそすぎひん?www」とか言われているに違いない…とかいらんこと考えてしまってさらに元気が無くなってしまった。

写真を撮ってあげた(大失敗)

マンハッタンを歩いているとやたらとクラクションを鳴らす車が多いと感じる。”個”を重んじるアメリカ人の特性なのか、良い意味でも悪い意味でも”和”を重んじる日本ではクラクションなんてトラブルの元だ。全てアイスクリーム・バンの音楽に換装してしまえば良いのにな。

「極度乾燥(しなさい)Super Dry」だ…と…?w

日本のビール「アサヒ・スーパードライ」に感銘を受けたイギリス人がオーナーのファッションブランド(らしい)。ほんまかいな。

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トランプタワーは普通のビルだったし、いくらニューヨークと言えどこうも同じような建物ばかりが続くとさすがに飽きてくる。そんな事を考えているうちにメトロポリタン美術館に到着~。

メトロポリタン美術館

 

ほぼ開館時間と同時に到着したら入り口前には入場の待ち行列が出来ていた。適当な列に並んで進んでいくと入り口で手荷物検査を行っている様子。こちら荷物パンパンのバックパックを背負ってるから面倒な事にならなければいいが…

と思ったらやっぱり面倒くさかった。

空港みたいにX-Rayでの検査じゃなくて鞄の中を開いて見せなきゃならんかった。荷物を全部出すことは無かったんだけど、鞄を観察して

「この出っ張りはなんだ?」(私の衣類であります!)

「この固いのはなんだ?」(モバイルスピーカーであります!)

とかいちいち説明しなくちゃいかんかった。これからメトロポリタンに行く人は軽装がオススメとアドバイスしておきます。

手荷物検査を終えると受付でチケットの購入です。

メトロポリタンの入館料は善意で良いので「1ドルで三人オナシャス!」なんてのもOKなんです。だけど小心者の私は何となく気が引けたのと、お洒落な黒人カップルが20ドルで入ってたのを見て20ドル(三人分)でチケットを購入しました。

チケットはシールになっていて服の見えやすいところに貼っておけって感じ。あと、大きな荷物はクロークに預けなきゃいけないんだけど、ここも行列ができていて結構待ちました。

どうも私は美術館を楽しむための繊細な感覚を持ち合わせていないみたい。イマイチ楽しみ方が分からなかった(ワシントンDCのスミソニアン航空・宇宙博物館はすごい楽しかった)。

時差ぼけの影響が腹にも達し腹痛もやってきた。最高に調子が悪い。絵など見ている場合ではなくなって、館内のトイレへ駆け込…もうとしたら「I’m waiting. I’m waiting.」と言われ、あ、すんません、待ってる人がいたのね…

個室が空いて駆け込み、ズボンを脱いでヨッコラショっと…しようとしたら、大便器の座面がすごい高い!便座に腰掛けたら両足完全に地面に付かないんですけど!?おまけに個室の壁、下側の隙間がすごい広くて全然落ち着かないぞ!(隣の部屋に入ってる人の足がすごい見えてます)

こ、これがアメリカなのね~。と、感心(肝心のう○ちはあまり出ず…)。

トイレはどこ…?

美術館を後にする。当初の予定だと、美術館近くのシェイクシャックに行ってハンバーガーで昼飯にしようとしていた。だけど皆全く腹が減っていなかった(時差ボケ?)

ということで、予定を前倒して早々にレンタカーのピックアップへ行こう!となった。レンタカーはニューアーク国際空港のHertzに、日本にいるときから予約済みだ。

電車に乗ってニューアーク国際空港へ

美術館近くの駅から地下鉄に乗り込む。券売機でクレジットカードの使い方がいまいちよく分からなくて駅員に聞こうかどうしようか迷ったが声をかけられず…とりあえず現金で購入した。

地下鉄は一般的なベンチ式。ウチらの目の前にデカイ声で何やらたぶん宗教的なものを唱える女性が座ってきて一同戦慄。変に絡まれなくてよかった…

ニューアーク国際空港へ向かうにはマンハッタンのペン・ステーションから、お隣の州であるニュージャージー州へNJトランジットという電車に乗って向かわないといけない。このペン・ステーションへ向かう途中、一度だけ地下鉄を乗り換えた(駅名は忘れた)。

乗り換え駅で、進むと戻れないゲートのようなもの、何ていうのかな、動物園の入り口にあるようなやつ!が、あって「あれっ(汗)これどうやって先に進むんだ??(汗汗)」

と、しどろもどろしていたら、ちょっと、まぁなんというか、あまりキレイな格好をしていないオジさんがのそのそとこちらにやってきて、我々一同またもや戦慄したんだけど

そしたらゲートの通り方を教えてくれた。それだけだった。NYの地下鉄って治安良くないって聞いてたからさ、ビビっちゃった。とにかく「Thank you, sir」とお礼は言いました。

乗り換え駅で降りたはいいけど、どこへ進めばいいのか分からない。案内表示は日本ほど充実していない、言語は日本語じゃない、道ゆく人は外国人(向こうからすればウチらが、だけど)。おまけに警察官はガタイが良くて仲間たちと談笑中…全然声をかけられない(´;︵;`)

例えば日本だと、新宿駅とかも移動するの難しいって言うけど、その比じゃなかった。母国語最高。

それでもなんとかペン・ステーションにたどり着くことができました。

チケットは券売機で購入。ここではクレジットカードを使うことができた。電車の発車時刻までまだ少し時間がある。黙って待っているとまた腹が痛くなってきた…

駅構内のトイレに行くと、おお、結構並んでるな。ん?私の前の前には自転車を持ったお年寄りが並んでる…って自転車持って便所とはなかなか見ない光景だぞw

と、思ってたら大きめの個室が空いた。自転車お爺さんの前に並んでいた青年がお爺さんに「広いところが空いたからお先にどうぞ」と言い、そしてお爺さんが個室に入りながら「ありがとう」と言うと

青年「Take your time(ごゆっくり)」

って…このやり取りめっちゃカッコええやんけ!と、変なところで感動したのでありました。日本人だと見てみぬフリな感じの人多いからなー。しかし肝心な私のう○ちは相変わらずイマイチでした。

そうこうしてるウチにNJトランジットの出発時刻がやってきた。待合室からホームへと繋がる階段を登りましょう。

写真のようにみんな扉が開くまで黙って待っていたのに、なぜか電車の前方車両しかドアが開かなくて困惑。謎である。NJトランジットは二階建て車両も備わっていて、私達は二階の座席を指定してました。

ペン・ステーションを出発するとみるみる景色が田舎になっていく。

アムトラックだ!!(感激)

アメリカ大陸横断鉄道のアムトラックと並走するところもあり、あれで大陸横断の旅なんての楽しそうだなと思った。

同じ駅名でややこしいけど、ニューヨークのペン・ステーションからニューアークのペン・ステーションへ。そしてその次の駅が目的地のニューアーク国際空港駅だ。

ニューアーク国際空港駅に到着(マンハッタンからは約30分)。

駅からは空港内のモノレール「AirTrain」に乗り換えて、Hertzレンタカー受付があるP3駅へ向かった。

モノレール乗車中…

着いた!

いよいよ旅の本番、約6,000kmに及ぶ大陸の横断がここから始まるわけです。

続きはこちらからどうぞ!

8日間で行ける!レンタカーでニューヨークからロサンゼルスへGO!アメリカ大陸横断旅行に行ってきた Part3

最初から読むにはこちらからどうぞ!

8日間で行ける!レンタカーでニューヨークからロサンゼルスへGO!アメリカ大陸横断旅行に行ってきた Part1

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