もう一ヶ月も前の話になってしまったが大雪山層雲峡・黒岳に行ってきたので記録しておこう。9月28日土曜日、天気は超快晴。
黒岳は大雪山系の一角をなす標高1,984mの山で、麓から登山道を伝って歩くならば往復で10時間はかかるところ、なんとロープウェイ&二人乗りリフトを使い7合目まで行けるので(片道約20分)、そこから山頂往復3時間だから約4時間で山頂往復できるのだ。
と言っても7合目から山頂までは結構キツいっす。マジ登山道で大きい岩もゴロゴロしてるから装備(特にシューズ)をしっかりして臨みましょう。
黒岳山頂へのアクセスは旭岳から縦走するか、層雲峡温泉から登るか、主にこの二つである。縦走するなら一泊二日は予定しないといけないので今回は当然層雲峡温泉からのスタートだ。自宅から層雲峡温泉までは片道約200km。自宅はAM6:00に出発し高速道路を北上。
AM8:40ロープウェイ乗り場駐車場に到着。紅葉の時期だからかクルマ結構多め。リフト乗車券含む往復チケット(¥3,000)を購入してAM9:00発のロープウェイに乗り込む。
まず黒岳五合目へ。あ、なんか書いてある。
しまった、この時期は初雪が降るんだったな。登山道にも雪があるとは。うっかりしてた〜軽アイゼン持ってくればよかったかな〜とか思ったけどまぁいいやとリフト乗り場に向かう。
ロープウェイ乗り場から5分ほど歩くと、黒岳を背景にリフト乗り場が見えてくる。
いつもリフトは冬にスノーボードの時に乗るだけなので、特にリフトから下車するときの違和感はハンパなかった。スノーボードなら立ち上がって黙ってればそのままリフトに押されてスイーっと降りれるが、自分でタタッと歩いて降りなきゃならんのだもんな。ちょっと戸惑い。
すごい空気が澄んでいてキレイ。最近山に登れていなくてちょっと陰鬱さを感じていたけど『これこれ!やっぱ俺はこの感じが身体に合うんだよな〜』と再確認。自然に身を置くって大事だよな。
紅葉もかなり進んでいて素敵。
七合目に到着。この休憩所の階段を登ったところに入山記録簿があるので、山頂を目指す人は入山前&下山後に必ず記入しましょう。記帳所から先はいよいよ黒岳山頂を目指す登山道である。AM9:40登山開始。
いきなりキツめの登り。
マジ天気良くて最高。
九合目手前から日陰に雪がチラホラと…
七合目から山頂まではずーっと登り。しかも割と急登。息が切れるか切れないかぐらいのペースで登っていると、久しぶりの登山に足の筋肉も疲れの色が見える。去年トムラウシ登った時は全く登りで疲労感を感じなかったのに、筋力が衰えた証拠だよね。
AM10:15九合目。ダラダラに汗をかきながら九合目を通過し『いや〜気持ちいいな〜』とか思いながら歩いていると
うげっまじか!めっちゃ雪積もってるし斜度45°ぐらいあるしなんか滑るし…軽アイゼン持ってきてたらな〜とか、これこのあと山頂まで続くのか?山頂まであとどれぐらいだ?とか、とりあえずあの上まで行ってみて先を確認して危ないようなら撤退だな…とか思いながら、キックステップで登ってみる。
そしたらあれ?
山頂じゃないの〜!心配して損したわ😍( AM10:35着)
※ちなみにさっきの雪渓は谷側にしっかりとした枝が生えているのでそれを支えに上り下りすればなんてことなかったです
てか景色SUGEEEEEEEE!!
三脚無いから岩の上にカメラを置いて撮ってみた。目が笑ってねぇw
という訳で山頂に到着したのだが、今日の目的地はここから30分程歩いた先にある『石室』に決めていたのだ。夏は管理人常駐の避難小屋だ。そこでお昼ご飯を食べることにしていた。
山頂から先に進んでみる。ワクワク〜!
ここからは稜線歩きなので石室手前に大きく下るところ以外は割と平坦。
あ、石室が見えましたね〜!
AM11:05到着しました。ここからさらに歩いて旭岳まで行けるのか〜と思うとさらにワクワクしてくるが、登山道をすっかり雪が覆っているので夏山日帰り装備だけではダメだろうね。
なんとトイレも完備ですよ。マジありがたい〜。
お昼ご飯にパンとチーズ入り魚肉ソーセージを食べて撤収開始。てかこのセブンイレブンで買ったチーズ入り魚肉ソーセージだけど登山で疲れた身体と登頂の高揚感とが合間ってマジ神レベルな失神ものの美味さでした。
AM11:30石室を出発。途中山頂を通過しPM12:40七合目リフト乗り場まで戻ってきた。
これです。これがセブンイレブンのチーズ入り魚肉ソーセージ。激ウマ(二回目)
リフト&ロープウェイを乗り継いで下山後は層雲峡温泉にある『黒岳の湯』で汗を流した。ちょっとぬる目だなここは。
帰りもまた200kmの道のり。急ぐことも無いので下道でまったり帰ってきた。
来年は絶対縦走してやるぞ。旭岳温泉まで公共交通機関で行き、旭岳青少年野営場に一泊、ロープウェイ使って旭岳登頂、黒岳石室で一泊して層雲峡温泉に下山後一泊、公共交通機関で帰ってくる。三泊四日?うわー楽しそう🤩
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