新居でのインターネット回線はエキサイトMEC光に決定したが、これはIPv6を使用するサービスでIPv4 over IPv6という技術を使用している。
この技術は別名DS-Liteとかtransixとかとも言ったりする。つまりはIPv6回線からIPv4サイトへ接続するための技術、ということだ。
IPv6の回線を契約するのはネットに接続する際に速度のボトルネックとなる自宅↔プロバイダ間の通信を、IPv4接続では通信が混雑している昨今であるが、IPv6ならば閑散期の高速道路のごとくスムーズに通信が運ばれるというところからだ。
現住居で使用しているルーター(NEC Aterm WG1800HP2)はこのDS-Lite等に対応していないので、このままではIPv4のみに対応したウェブサイトを見られなくなってしまう(全世界の殆どのサイトがIPv4である)。ということから買い替えが必要となった。
旧間取りでの電波強度
新居は東西に横長なマンションの一区画だ。中古マンションのリノベーションなので一度壁を全て取り壊して新たな間取りとする。壁を取り壊す前にWG1800HP2にて電波強度を計測したのがコチラ。

住居の概ね中心にルーターを置いて各部屋でAndroidアプリのNet Analyzerを用いて計測した。上段が2.4GHz、下段が5GHzの結果。2.4GHzの方が障害物に強いので殆どの箇所で上段の方が数値が良いのが分かる。経験上-69dBm以上(つまり0に近づくほど)なら通信出来る、-70〜-75dBm未満ならギリOK、それ以下なら通信出来ないという感じ。
新居の間取り
新居の間取りとルーター設置位置はこうなる。

部屋1の入り口天井近くにルーターを置く予定。ここから特に
- トイレ->遠い
- キッチン・冷蔵庫->ちょっと遠い
- 風呂->壁が多い
へ電波が届くかが気になる…
- 洗濯機
- 部屋1
- 部屋2
- 部屋3
- リビング
- テレビ->有線接続
これらはたぶん大丈夫だろう。早速機種を選定したいところだが、アンテナ内蔵/外付けで悩む。アンテナ外付けの見た目は最悪なので出来れば避けたいところだが、電波の照射範囲を調整出来るのでこのような間取りではアドバンテージがあるような気がする(内蔵と比べて)。
機種選定の前に新居での電波強度を測ってみる
とりあえず内蔵/外付けを検討する材料として、WG1800HP2の電源を投入して各位置で電波強度を測ってみることにする。結果このようになった。

トイレを除いて全体的に使えるっちゃ使えるレベルだが…思ったより悪いな?🙂
特に扉を閉めた状態のトイレ内は壊滅的だ(トイレでケータイいじるなということだな)。
機種選定
ルーターのメーカーとしては主に
- Buffalo(日本)
- NEC(日本)
- IO-DATA(日本)
- TP-Link(中国)
- ASUS(台湾)
こんな感じかなぁと思う。
個人的には旧住居で長年に渡りノートラブルで稼働していたNECのルーターへの信頼が厚いので新居でもNECとしたいところなのだが、NECのルーターはアンテナ内蔵式のラインナップのみで、新居での電波強度測定に使用したWG1800HP2も同様なことから、電波強度を上げるにはアンテナが必要ではないか?と考えると、BuffaloかASUSとなる。
アンテナがあるとアンテナの向きを変える事で電波が拡がる方向を変える事が出来るので、新居には良いかなと思った。のだが
この動画でもある通り実際アンテナの向きと電波の強度はそんなに関係無さそう、ということが分かった🤣
あと、将来的にNASを設置した際にルーター経由で素早いR/Wが出来ると良いのでLANポートが2.5Gbps以上に対応したもの(またはUSB 3.0以上を備えたもの)を選びたい。NASを10Gbpsに対応させようとするとものすごい💰️がかかるので2.5〜5Gbpsが現実的なところだ。


NECのフラッグシップモデルであるWX11000T12ならばLANポート10Gbpsに対応しているし、カニ脚のようなアンテナが飛び出ていないスッキリした見た目なのでこれを使ってみようと思うが、より慎重にするためとりあえずレンタルで様子を見てみることにした。

レンティオでレンタルしていたので丁度よい、借りてみて再び計測する!