引っ越しの準備ばかりで嫌気がさしてきたので久しぶりにアウトドアをやりにでかけた。これの一つ前の記事にも書いたが、今回のアウトドアはニセコ連邦チセヌプリ→ニトヌプリ→イワオヌプリの縦走を目的としていた。
そのつもりですっかり意気込んで出発したのであったが、自宅から国道230号線を走り定山渓を過ぎたあたり、荷室より突如
プシュ〜!!
勢いよく空気が何かから抜ける音。そうです
パンクしやがりました(まだ乗ってないのに…)
てなことがあった訳なので、この縦走計画における重要な役割を担うはずであったチャリンコが使えなくなってしまった今、すっかり縦走なぞする気を削がれてしまい、それどころか、ここからニセコへ足を運ぶことすら億劫に感じてきてしまったのである。しかし
マハトマ・ガンジー
まぁなんかそんな感じの言葉を胸に、再び意識を奮い立たせた訳なのであった(大げさ)
倶知安のマックスバリューで晩飯と朝食用の肉を買った。フライパンで炒めるだけだし米にも酒にも合うから肉は便利な食材である。
マックスバリュー横の道路をHANAZONO方面へ抜けて道道58号線から五色温泉へ向かう。この道は途中から1.5車線程に狭くなるからあまり使いたくないのだけど他の道ではかなり遠回りになってしまうから仕方がない。しかもこの時期は道路脇の草木が生い茂り道幅はさらに狭く感じられる。実際この道は事故が多いらしいが、今回は特に問題なく抜けてニセコ野営場に到着した。
が、野営場への駐車場に入る手前、横目に何やら大型バイクの兄さんが自身のバイクと格闘している(おそらく坂道に停めたバイクを後ろに引っ張り出そうとしているのだと思った)光景がチラッと目に入った。大型バイクは車重が重たいので少しの傾斜でも後ろに引っ張り出すのは困難なのだ。車を駐車場に停めて受付したら手伝いに行こうかと思った。
野営場は土曜日で天気が穏やかなのもあってか盛況な様子である。受付の前にテントを張る位置を確かめるため野営場内をウロウロしていたところ、先ほどのバイクの位置から『グオーン!!!!』とけたたましいエンジン音が聞こえそちらに目をやると何やら白煙が上がっている。
どうやら後ろに引っ張るのは諦めてそのまま直進し窪みに突っ込んだようである。
バイクはこの窪みにスッポリときれいに収まってしまい、俺とキャンプ場の管理人とで押したり引いたりしたが結局ダメ。バイクはスズキの隼(1,350ccで250kg)なのでとにかく重いしデカい。
兄さんは保険会社に電話してレッカーを呼ぶことになった。管理人曰くこの同じ場所で過去にも車が落ちたことがあるらしい。柵でも設置した方が良いのでは?笑
と、言うことがありレッカーが来るまでしばらくバイクの兄さんと話をしていた。
歳は俺より年下だった。夏休みを利用して東京からやってきが今日が北海道初日だったようだ(笑)溶接や機械の組み立てを生業としている職人で、技術者らしい論理的な話し方が好印象であった。
とかやってるうちにJAFが駆けつけ10分もしないうちにバイクを救出してくれた。さすがである。
その後この兄さんと五色温泉に浸かって、彼のサイトで晩飯を一緒に食べた。色々話ができて楽しかったが、夜も更けてくると山間のキャンプ場は手持ちの装備では凌げないほど気温が下がってきたため自分のテントに戻って気づいたら寝落ちした。
次の日
5時頃に起きたが二度寝を決め込み、7時にテントから顔を出すとバイクの兄さんが出発の支度をしていたので気をつけてと言い見送った。
さてイワオヌプリ登山である。
ニセコ野営場向かいに五色温泉インフォメーションセンターからスタートする。自転車のスタンドが設置されていたので、本当はここにデポして縦走の予定だったけどそれももはや叶わず…
たぶんタイヤが劣化していてその傷がパンクを誘発しているのだろうと考えた。早いうちに前後輪ともタイヤを交換したい。
インフォメーションセンター横の橋を渡って、イワオヌプリを正面に見ながら石の階段(結構きつい…)を登っていくと登山届ポストがある。
8:40、登山届に記帳して登山スタート!木の階段もキツいー。しかもしばらくは岩でゴツゴツした登山道なので登りづらい。身体も温まっていないので息が切れる。
大沼・ニトヌプリ方面への分岐をイワオヌプリの方へ向かうと、樹林帯を抜けて火山特有の岩と砂利の登山道となる。落石注意の看板の箇所からは本当に注意が必要だ。大きめの石も浮いているので迂闊に足を乗せようものなら落石を誘発しかねないのだ。
途中、ニトヌプリがよく見えた。
少し登ってお鉢周りの起点に到達。時計回りに周ることにした。逆に周った方がタイムは短縮できるだろう。
9:40、山頂に着いた。
しばし岩に腰を据えて休憩した。五色温泉を眺める。
イワオヌプリはお鉢周りができるので、登ってきたルートとは逆のルートで下山をした。下山ももちろん落石に注意するのだ。
そして10:40に戻ってきた。
湯元温泉の紅葉音っていう旅館で日帰り入ってきた。貸切状態で最高だった。
帰りはニセコパノラマラインから岩内へ抜けて積丹をグルッと周って帰ってきた。久々に充実した休日でリフレッシュできました。ていうか今回のハイライトは登山じゃなくてバイクの兄さんだったなこりゃ(笑)
キャプチャープロはどんな感じか
しっかりと安定していて不安はありませんでした。首から下げている時と違ってブラブラしないのが良い。
ただしザックを外して地面に置くときにカメラを勢いよく地面に叩きつけないよう配慮が必要です。まぁこれは使っていくうちに慣れるとは思いますが。
これの装備のおかげでレンズのサイズ制限から解放された訳なので、新しいレンズが欲しいなーとか思っちゃったりする次第です。NEX-7はまだまだ使えそうなので、APS-Cにするかフルサイズにするかでも悩むところですね。
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