先週土曜日(5月31日)に砥石山に登ってきた。前から行こう行こうと思っていたんだけどようやく実現した。当日は天気が良くてアウトドア日和だったなー。
砥石山は札幌の藻岩山の裏手にある標高826メートルの山だ。今回は小林峠の登山口から登ることにした。
事前に調べたところによると参考タイムは登り2時間、下り1時間40分といったところのよう。駐車場は7~8台程度の小さなものが登山口横に付設されている。
本当は午前中の早い時間に登り始めたかったんだけど、この日は珍しく休日出勤が重なったもんで結局小林峠登山口から登り始めたのは12時55分だった。
入山開始と共にさっそく虫が襲い掛かる。小バエがすごい多い。ハッカの虫除け持ってくるんだった…と後悔。
えらい勢いの外国人の兄さんに道を譲りマイペースに登っていく。山頂までは途中、三人組の男女、夫婦と思わしき男女、それぞれ単独のおじさんおばさんとすれ違ったのみ。登山客の数は藻岩山とはえらい違いだ。
約40分で中ノ沢コースとの分岐に到着。
この時点でシャツは汗まみれ。全身べっしょり。
登山道は細いんだけど、踏み固められてるから歩き難いってことはない。でもね
登りがとてもキツイ。写真じゃ伝わりづらいだろうけど、上の画像は結構な斜度だったよ。お陰で下りはかなり気を使って降りてきた。つまずこうもんなら下まで転げ落ちそうな角度だ。
ただ登りがキツイだけならいいのよ。登山なんだから山登るのは当たり前だろう?でも砥石山の場合は山頂にたどり着くまでに登って下って登って下ってを繰り返すわけだ。これがヤル気を削ぐのだ。おまけに山頂着くまでに見える景色と言ったらこの周り生い茂るヤブだけだ。良い景色なんて一つもない。さらには小バエの大群。口めがけて飛び込みすぎだよ君たち。
それでもお花は可愛く咲いて…ってなんて花だこれは?藻岩山で見た記憶は無いな。
砥石山山頂に向かう途中、唯一景色の良いポイントとして三角山山頂がある。
登山口から1時間10分で三角山山頂に到着。
なぜかカメラがISO16000に設定されていたので酷い画質なのは勘弁な。ISO16000なんて夜でも使わねーっつーの(ヾノ・∀・`)
三角山山頂を後にし細かく切り返しながら登っていく。
そして登山開始から1時間30分。ようやく
着いた。誰もいない山頂。風の音すらしないとても静かな山頂である。ただ日差しが照りつけるだけ。この山の山頂に立っているのは世界で自分ただ一人だけなのだと考えると感慨深いものがある。正直感動した。
さらにこの山頂からの景色である。
なんだよこれ!なんも見えねえよ!
まぁまぁまぁ
気を取り直してちょいと遅いランチとするか。実はサンドイッチを作ってきたのだ。
最近ハマってるんだよねサンドイッチ。これはハム&チーズだ。食感を良くするためレタスを挟んで作った自慢の一品だ。本当はトマトも挟みたいんだけどトマトは高いので我慢するのだ。
い た だ き ま すっっっ!!
フィーン…
プィーン…
って
小バエは氏ね!!💩
お前らまで一緒に食っちまうじゃねーか!!ヽ(`Д´)ノ
景色はよくないし気持ちよくランチも取れないし…サンドイッチを口に押し込んでさっさと下山することにした。2時40分下山開始。
登り始めたときは真上から差し込んでいた日差しもこの時間になると傾き始め、登山道はすっかり薄暗くなってしまった。なんか雰囲気悪いなぁ…自然と下山のペースが上がる。
足早に進みT4分岐を過ぎて駐車場まであと20分ぐらいかなというとき、右後方より
どすんっ!!ばささっ!!
ものすごい音がした。超人的な瞬発力で後方を振り返るとヤブの中から鳥が飛び立っていくのが見えた。
ものすんんんんんごい焦った。しかし鳥でよかった鳥で。たぶん鳥だよあれは。間違いないよ。だって飛び立っていったんだもの。でも「どすん」って…?たぶん…木の枝でも落ちたのかしら…🐻
この件で余計に下山スピードを速める。相変わらず登って下って登って下って…いつなったら着くのー!
道路が見えたー!助かったぁぁぁ!
下山開始から1時間10分後の15:50、下山完了!個人的には去年登った空沼岳よりタフな行程だなと思ってしまった。キレイな沼や景色があるわけじゃなくただハエが多いというね。
トレーニング向きの山なのか砥石山。もうしばらくは勘弁だ。
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