1歳5ヶ月になった子どもが先日初めて公園で遊んだ(公園デビュー)。と言っても、うちの子はつかまり立ちはするがまだ2~3歩しか歩けないので、公園で遊んだと言っても親に抱えられて新雪の上にポイッという感じだ。警戒しているのか雪の上でハイハイはしないのでただ座っているだけである。しかし何となく楽しそうな感はある。
子どもの写真を撮ろうにも、真冬の札幌で雪がチラつく日が多い今日この頃では、防水仕様ではない私のスマホを取り出して撮影するのは気が引けるし、おまけに手には厚手のグローブなのでこのままではそもそもタッチパネルを操作できねーじゃねーか!!
…という事から、これらを意に介さないという大義名分で新しいカメラを購入した。防水・防塵・耐衝撃スペックのSONY DSC-RX0M2である。これだけならそう大して珍しくないスペックであるが、やはりそこはソニー。このカメラはその変態的とも言うべき出で立ちに最大の特徴を有する。
ちっちぇ!
この製品は3年前の4月に発売されたもので、M2(マーク2)という名前から分かる通り2017年に発売された初代RX0の2世代目となる。
3年前のモデルともなれば中古市場にもある程度の状態のものが揃っている。私はカメラのキタムラ楽天店にて中古で¥53,000の状態ランクABのものを購入した。
状態説明に「外観小スレあり、レンズ内わずかなホコリあり」と書いてあったが「え、どこにスレが…?ホコリが…?」というくらい綺麗なブツであった。おまけにキタムラは中古カメラにも6ヶ月保証が付くので、この点、個人売買のフリマアプリ(メルカリとかラクマとか)で買うよりずっと安心だ。
簡単にスペックをおさらいすると、
- 1インチセンサー
- カールツァイス・テッサー・レンズ
- 24mm単焦点
- F4固定
- 4K動画撮影可能
- 35mmフィルムケースとほぼ同じサイズ
- 質量132g
- 10m防水
- 2m落下耐性
- 200kg耐荷重
- 液晶画面が180度回転する
このソニーっぽい凝縮感、たまんねぇっす。一見、ゴープロのような動画メインのウェアラブルカメラなのかな?と思うが、1インチセンサーにカールツァイスのテッサーレンズ搭載で、しっかり静止画を撮影するためのもの、れっきとしたスチールカメラなのだこれは。
ただし、コンパクトさ故、液晶モニターのサイズが犠牲になるのは致し方なしか。文字が…とても小さい…
10年使用しているソニーのNEX-7も、何種類かレンズは持ち合わせてはいるものの、結局一番登場頻度が高いのはパンケーキタイプのSEL20F28(20mm F2.8)なので、このRX0M2の24mm F4固定は私には打って付けの画角なのだ。
開放F値が4.0なので、夕方の薄ぼんやりとした室内ではやはり少々明るさが足りない。しかしISO感度を上げて撮影してもさすが1インチセンサー、ノイズはあることにはあるが、割とくっきりと写してくれる。動きの多い子どもを撮影するのに打って付けのカメラだ。昼間の太陽光の下では、言わずもがな、な、写りである。
正直、APS-CのNEX-7と画質に大差は無いように思えるが、10年前のカメラと比べるのは酷というものか。最新のa6600はもっと良いのかしら。まぁとにかく買って良かったこのカメラ。24mm単焦点なので今後ズームレンズが必要になるならば次はRX10M4(テレ端600mm!)を追加したい。
必要なアクセサリー
液晶保護フィルム
これだけ小さいので、ラフに財布とスマホとこのカメラだけをサコッシュにしまってお出かけ。という場面もあると思うので、液晶に傷が付かないよう保護フィルムは欲しいなと思う。てことでこれを買った。
予備バッテリー
ここ数日使ってみて、やはりこれだけ本体が小さいのだから仕方ないのかもしれないが、バッテリーの持ちがあまり良くない。予備バッテリーとチャージャーは用意しておいてもいいかなと思う。てことでこれを買った。
micro SDカード
RX0M2は本体が小さいので記録媒体もSDカードじゃなくてmicro SDカードとなっている。丁度手持ちに以前スマホで使用していたmicro SDカードがあったので使っているが、どうも保存に時間がかかるなと思ったら…あれ、これクラス4のカードだ(遅っ)。
4K動画も撮影出来るのでmicroSDカードは最低限でもV30以上のものを買おうと思っている。容量はどうしようかな。
バッテリー満充電で240枚撮影可能とある。RAWデータ1枚約17MBなので240 * 17 = 4080MB。予備バッテリーが1つあるとすると4080*2=8160MB = 約8GB。なので16GBが1枚あれば足りそう。
あ、しかしせっかくだから4K動画も撮りたいので、そうなると必要な容量は
最高画質の4K 30p 100Mbpsだと16GBで18分保存可能。32GBだと36分。64GBだと72分。やはり4Kはデータサイズが莫大だわね。
てか、バッテリー的に最大撮影時間は35分、予備バッテリー含めると70分となる。4Kは0.89GB/mなので70分だと62.3GB必要になる。64GBあれば十分ってところか。てことでこれを買った。
ケース&ストラップが欲しい
耐衝撃性能があるとて、移動時にそのままかばんの中に無造作に入れておくのは忍びない。せめて傷が付きにくいようポーチにでも収納したい…と、考えていたら、無印良品で良さそうなものがあったのでゲットしてきた。
ポリエステル・ダブルファスナー・ケースSだ(カラビナは自前のもの)。
これのいいところは名前の通り収納が二つに分かれているところだ。片方はカメラ本体、もう片方にはカメラの小物を入れておくことが出来る。
ちなみにカメラ本体に付けてるストラップだが、
これはこの無印のケースのジッパーに付いていたもので、コンパクトで見た目も良いから試しに付けてみたものだ。
RX0M2は筐体が小さいし、どの面もフラットだからポケットから取り出す時にこのストラップがあると電源ボタンの面を把握しやすくなってよい。
早く山登りや自転車や旅行にこいつを持ち出してバシバシ撮影したいぞ!
カメラの設定や仕様についてのあれこれ
あと使い始めて最初に設定を変更した箇所についてのSONYの公式マニュアルや、仕様詳細をまとめておく(自分用)。
一発で動画を撮影する方法
デフォルトでは動画撮影ボタンというのが無い。なので設定から背面のボタンのどれかにこれを割り当ててやる必要がある。私は背面右下の決定ボタンを押すと動画撮影開始されるようにした。
https://helpguide.sony.net/dsc/1910/v1/ja/contents/TP0002055177.html
液晶を180度回転させた時にセルフタイマーを起動させない
デフォルトでは液晶を180度回転させてセルフショットモードにすると自動的に3秒のセルフタイマーモードに切り替わる。
子ども(1歳5ヶ月)は3秒も待ってくれないのでこの機能はいらない。
https://helpguide.sony.net/dsc/1910/v1/ja/contents/TP0002064480.html
スマホにwi-fi転送
転送用のアプリを使用してカメラとスマホをWi-Fiで接続し、写真を転送することができる。
https://helpguide.sony.net/dsc/1910/v1/ja/contents/TP0002065033.html
あと、AVCHD形式の動画はこの方法では転送できない。MP4形式のみ可能とのこと。
https://www.sony.jp/support/software/playmemories-home/dialogue/avchd-transfer/
動画の記録方式にXVC HDというのがある。これはMP4で記録出来るものだ。ただし、保存容量がAVCHDの倍になるし、メモリーカードがクラス10以上じゃないとエラーになる。
imaging edge mobileを使用してのRAW画像の転送
RAW形式の転送には対応していない。RAWで撮影したものは転送時に自動的にJPGにされてしまう。
https://support.d-imaging.sony.co.jp/www/cscs/pmm/page2.php?area=jp&lang=jp&mdl=DSC-RX0M2&abil=33900
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