日本百名山、八甲田山を登る

ひどい条件でキャンプをしたせいでろくに寝られず体力が回復しているのかも怪しいまま朝を迎える。

5時に起床し5時40分に撤収作業を開始する。7時50分発の酸ヶ湯温泉行きJRバスに乗るため、6時半にはサマーキャンプ場を出発。

バスチケットは前日に青森駅みどりの窓口で購入済みだったんだけど、窓口で対応してくれた駅員の女性がすごい可愛かった。桐谷美玲に似ていたかもしれない。しかもツンツンされちゃって、めちゃ俺好み。

登山に必要ない荷物は青森駅のコインロッカーに預け、酸ヶ湯温泉には9時15分に着いた。

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ヒバ千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉

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“千人風呂”と言うくらい大きい浴場。なんとここの温泉、混浴なのです。

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この温泉は下山後の楽しみに取っておくとして、さて八甲田山登山である。今回のルートは

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酸ヶ湯温泉→仙人岱→大岳山頂→毛無岱→酸ヶ湯温泉と、反時計周りにぐるーっと一周する参考タイム4時間30分のコースを使うことにした。

酸ヶ湯インフォメーションセンター向かいの「登山口」と書かれた看板を少し奥に行ったところにある小さな鳥居から登山道だ。9時17分登山開始。

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今日も暑い、長袖のシャツは失敗だった。しかしこのシャツを脱ぐとファイントラックの乳首スケスケ下着なのだ…ガマンしよ。

登山道はキレイに整備されてるし、一本道だから迷うことは無いだろう。反時計回りの大岳までの登山道はゴツゴツした岩が多いなという印象。前方から微かに熊鈴の音が聞こえ、ああ人がいるんだなとホッとする。すぐに追いつき三人組のパーティーを交わして先へ進む。

予定外というか、昨日のキャンプの内容を考えれば当たり前なんだろうけど、登りはじめて30分ほどで足取りが重たく感ずるようになる。それにザックのストラップが食い込んで肩が痛い。大した重量じゃないのに…これは完全に昨日の疲れ、キャンプなんてするんじゃなかったよなぁと改めて後悔。ペースを落とし登っていく。

登りはじめてから50分で”地獄湯の沢”に到達。岩だらけ!

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写真の左から右へ抜けて上へ登っていくのです。何となく道があるので迷うことは無いだろう。

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地獄湯の沢は風が下から吹き抜けてとても気持ちいー。

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地獄湯の沢をしばらく上ると突然岩が無くなり茂みの中へ突っ込んでいく。この茂みをしばらく歩いていくと

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仙人岱である。この木道の先にはベンチが備え付けられた休憩所があって、そこでは湧き水を飲めるんだけどこれがまた美味いのだ。感激のあまり写真撮るのを忘れるくらいだよ。

仙人岱を過ぎ、大岳山頂方向に目をやるとガスがかかり始めている。おまけにガスの流れる勢いから風も強そうだなということが分かる。仙人岱から先は急な登りが増えてくる(危険ではない)

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帽子が飛ばされそうなぐらいの風が吹き付け

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登山開始から1時間57分後

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ついた\(^o^)/

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景色みえねwww

おにぎりと魚肉ソーセージで昼食を済ませ、そろそろ下山すっかーなんて山頂をフラフラしていたところ、ある一人のおじいさんに「写真撮ってもらってもいいかい?」と声をかけられたので「いいですよ」とカメラを受け取り一枚撮ってあげた。ペンタックス製のフイルム一眼カメラだった。ずっと昔から使っているのだと言う。大事に使い込まれた物ってすごい格好いいよな。俺も何十年と使えるものを周りに置いておきたいものだ。

と、カメラの話や天候の話をしているうちに一緒に下山しましょうと言う話になったのだ。このおじいさんは八甲田山ロープウェーで田茂萢岳(たもやちだけ。標高1300m)山頂まで登って大岳避難小屋まで行き、そこにメインの荷物を置き、山頂アタック用の軽装備で大岳山頂までやってきたとのこと。なのでまずは大岳避難小屋まで行くことにした。

小屋までの下りは岩場や段差の激しい階段を下っていくがこのおじいさん、身のこなしが軽やかだし(装備の軽さは別にしても)、足の運び方も何となく玄人っぽい。こりゃただ者じゃない予感…

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大岳避難小屋は”避難小屋”と言うわりに(掘っ立て小屋を想像していたので)しっかりとした作りの綺麗な小屋だ。中からおばさま達の笑い声が聞こえてくる。お昼ご飯でも食べているのか。

おじいさんが荷物を持って小屋から出てきた。驚いた。すごい大きさのザックで100Lぐらいはありそうだ。「な、何キロぐらいあるんですか?」 「20kgぐらいかのぉ」 俺はこの35L程度のザックで肩が痛いだのどうのと言っていたのか。情けない。

このおじいさん、今年で76歳なんだとか。しかしこの安定感(筋力や足腰の強さ)はどこから来るのか不思議に思っていたが、元航空自衛隊の整備員&登山歴40年であることが分かりあぁ納得。さすがっすおじいさん。

大岳避難小屋から毛無岱を経由し酸ヶ湯温泉を目指す。この毛無岱が今回の八甲田山登山のハイライトだろう。本当に綺麗で気持ちがよかった。

お花畑を通り

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写ってる人がおじいさん

眼前に広がる下毛無岱湿原を眺めながら

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ながーい階段を下って

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50分ほど歩くと

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酸ヶ湯温泉に戻ってきたぞー!

13時47分下山完了。総タイムは4時間30分でビッタビタの予定通りだ素晴らしい!

おじいさんと一緒に千人風呂入って14時58分のバスに乗って青森駅へ帰ってきた。おじいさんは途中停車の新青森駅で下車していった。おじいさん、素晴らしい思い出をありがとう。島根でお元気で(島根から来たらしい)。

ちなみに千人風呂は野郎しか入ってなかった。がっくし。

 
青森駅には16時19分に着いた。帰りの寝台急行はまなすの出発時間まであと6時間もある。正直ヒマだ。

無性に甘いものが欲しくなったので駅ナカのドトールコーヒーでアイスカフェモカとサンドイッチを食べた。そのあと、駅ビルで土産物を物色した。お菓子や酒を買った。そうしてもまだ5時間も余裕がある。駅の待合室でぽけーっとし、適当に駅周辺をブラつく。そうしてる間に18時半だ。ねぶたでも見に、商店街へ向かった。

観覧エリアの隅っこでねぶたが始まるのを待つ。19時15分頃にようやくねぶたの運行が開始。

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人だらけ

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続々とやってくるねぶた

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このねぶた、なんかかわいい

20時半、ねぶたの運行は21時までだけど、青森駅がねぶたを見終わった人たちで混雑する前に撤収することにした。コインロッカーにテントやマットを預けているので再度、バックパックにパッキングしなければならないためだ。

パッキングを終え、再び駅の待合室でぽけーっとする。はまなすの入線案内がある。21時48分。

改札を通過しプラットホームへ向かう。寝台急行はまなすである。

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寝台列車だなんて高校の修学旅行で乗って以来だからかれこれ…12年ぶりってところか。寝台は上段だった。寝心地は良くないがあのキャンプ場よりははるかにマシである。

午前6時、札幌着。自宅に戻り旅を終える。もの凄い眠気に襲われそのままソファで眠ってしまった。

憧れだった”バックパック一つで旅をする”が実現できて良かった。それにしてもあのキャンプの内容はひどいもんだ。来年もう一回リベンジすっかなぁ。

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